彼女という存在を忘れ、セフレとのセックスに没頭する日々

彼女という存在を忘れ、セフレとのセックスに没頭する日々

「ああ、僕だけど、今すぐ来れない? うん、うん。お、わかったー。じゃあいつもの場所でねえ、はあい」
僕は電話を切り、スマホをポケットに入れました。
ドキドキと心臓を高鳴らせて、お気に入りの服に袖を通し、お気に入りの時計をつけて勇み足で家を出ます。
外はもうすっかり暗くて、街灯が心臓の鼓動に合わせてちか、ちか、と点滅しています。
「ああ、いいなあ」そう思いながら、僕は夜の街に消えていくのでした。

数ヶ月前。
一日十回ほど彼女からかかってくる電話に、僕は苛立ちを感じていました。
彼女から電話がかかってくるとき、僕はたいてい仕事をしています。
在宅で仕事をしているのですが、彼女は「在宅だからいいでしょ」と当たり前のように仕事時間中に電話をかけてくるのです。

それが我慢ならず、彼女との付き合いが面倒になった僕は、セフレをつくることにしました。
僕は高知市に住んでいて、家の近くはまずいかなと一瞬だけ考えたのですが、逆に家の近くにしてやろうと思いました。

彼女にバレたらバレたで「ざまあみろ」と言える自信が、僕にはあったんです。
それくらい、愛想が尽きていたんでしょうね。
彼女に内緒であることに変わりはありませんが、バレたらバレたでOKです。

「もう思い切って複数のセフレをつくってやる」僕は意気込み、鼻息を荒くしながらパソコンを立ち上げました。
サイトにアクセスし、複数人のセフレ候補に連絡を取ります。
僕が連絡を取り続けていたのは4人でした。
その4人と、セフレ関係になれればいいなと思って連絡を取り続けました。

4人と仲良くなってくると、会う話にシフトさせたいなと思い、思い切って誘うことにしたんです。
そのとき、誘い方をちょっとだけ工夫しました。
ただ「遊ぼう」とか「飲みに行かない?」と言うのではなく、「愚痴聞いて欲しいから飲もう。そのかわりおごるから」と、何かしらの理由をつけて誘うのです。

愚痴を聞いて欲しいからと言われると女性は断りづらくなるようで、みんなOKしてくれました。
4人ともその日のうちにセックスをして、その日のうちにセフレになってしまいました。
なんとなんとセフレが超短期間に4人もできたんです!

僕は、スマホの電話帳にできた「セフレ」というグループを見つめて思わずにやけます。
そうして今日もにやけながら電話をし、今すぐ会えるかと呼び出し、セックスをするのです。
まるでそれが当たり前であるかのように。
彼女という存在のことは、もう、頭にはありませんでした。

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