
結論から書きましょう。
出会い系に行けば人妻とほぼ間違いなくセックスできます。
これは私の体験から明らかです。私は三十代前半の独身ですが、ずっと人妻に憧れていました。彼女はいなくて性欲の処理はもっぱらオナニーでしたが、おかずは決まって近所の奥様。セックスするなら独身女性より人妻がいい。
でもそう簡単に人の奥様をホテルになんて誘えるわけがありません。仮に仲良くなったとしても身体の関係になるのは至難の業でしょう。仮にも人の妻。貞操観念も固いはずです。
でも人妻とセックスしてみたい。この欲望は日に日に強まりました。
ある日オナニーしながらネットの人妻投稿写真を見ていたら、出会い系の体験談サイトのリンクが目に止まりました。何となくクリックしてみたら、人妻との出会い系体験談コーナーが飛びだしてきたのです。
―出会い系と人妻と何の関係があるんだ―
出会い系サイトのことは何となく知ってはいましたが、独身の若い男女が出会う場であって、人妻なんかいるはずがないと考えていたのでびっくりです。オナニーを忘れて読んでしまいました。人妻と定期的に会うセフレになった話。本格的に愛し合って離婚騒ぎになった話。淫らな性癖を持つ美人妻の話。色々載っています。調べたら、出会い系への人妻の登録者数は年々増加傾向にあるとのこと。多くはセックスレスなどの欲求不満を抱えている人妻で、フラストレーションの解消に若い男を漁るのだとか。どきどきしました。私も出会い系に行けば人妻に会えるかもしれない。人妻とセックスできるかもしれない。妄想がふくらみ、じっとしていられなくなり、登録してしまったのです。
暇があれば検索しまくり、やっと地元福山市の人妻らしき女性に行きつきました。彼女はサイトの中でナンパ待ちしているような雰囲気がありました。妖しい目つきでじっとこちらを見ています。
「三十七歳の美鈴です。職業は内緒・・・・。知りたい? ヒントは平日の昼間が自由。わかった? WW。年下がいいな。楽しく遊ぼう」
あえて職業を内緒にし、その上で昼間が自由と書いている。これは人妻の可能性が極めて高い物件です。アプローチしてみる価値はあるでしょう。
でも私は会社員。昼間に会うことは難しいです。どこかで休暇を取れば会えなくはないですが、定期的に会うセフレになるのは難しいかもしれません。会うとしたら一度だけ。一度だけ会ってセックスができるでしょうか。そこまで美鈴さんは放埓でしょうか。一度しか会えないかもしれないと正直に書いて送りました。返事はすぐに到着。想像した通り美鈴さんは人妻でした。
「来週の木曜日なら夜が空いてるわ。その日なら会社休まなくていいわよ。お酒でも飲みに行く?」
なかなかいい塩梅です。その夜仲良くなり、どこか平日に再会する約束をする。その日こそ会社を休む。これで行こう。この段取りなら二回目のデートでホテルに誘えるかもしれない。私は浮きたちました。
居酒屋のカウンター席。
もうどきどきです。美鈴さんの顔をまともに見られないくらい緊張していました。美鈴さんがサイトの写真以上に美人だったというのも理由のひとつです。自分は相当シャイなのだなと改めて知った次第です。
美鈴さんはビールをコップ一杯だけ飲んで、もういらないと言いました。
「だってまだ三十分も経っていませんよ」
「ほどほどでいいのよ。あなたもあまり飲まない方がいいわよ。差し支えるから」
「でもまだコップ二杯だけです。少しも酔っていませんよ」
「私は不倫が苦手だから一回限りにしたいの。だからあなたとは一晩限りになるわね」
「一晩限り?」
次はないのか。意気消沈です。でも、それとお酒をひかえるのと何の関係があるのでしょうか。時計を見る美鈴さん。まだ十九時です。美鈴さんが面倒くさそうにこう言いました。
「ホテル、行かないの?」
私は持ち上げたコップを飲まずにそっと置きました。
「ホテル?」
「するでしょう? あれ」
美鈴さんは照れくさそうに反対方向にむかってそう言いました。やっと意味が分かりました。私は美鈴さんからホテルに誘われたのです。お酒をあまり飲まないのは、これからセックスするからです。やった!
それからタクシーでホテルに移動です。
シャワーの後、ベッドで絡み合いました。夢にまで見た人妻のすべすべした肌。柔らかい乳。密汁でびしょびしょになった陰部。馥郁とした匂い。淫らな喘ぎ声。もうこのまま命を落としても惜しくはないと思ったほどです。
一晩限りの人妻・美鈴さんとのセックス。感じました。燃えました。狂いました。たっぷり味わいました。
あれからまた別の人妻とセックスしました。彼女とはセフレになって今でも現在進行形です。
人妻とセックスしたいと思っている方、出会い系にどうぞ。
必ず会えますよ。